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社長の思い

渡辺謙さん

NHKのプロフェッショナルに出てましたね。観ました。食い入る様に(笑)

往年の名ミュージカル<王様と私>の復刻版を演劇の本場ブロードウェイ
で演じるというお話でした。
元々英語は得意ではなくミュージカルも初めて。目の肥えてる本場の観衆
の前でどこまでやれるか?公演本番までの130日間を追っていました。

開演日が迫っても稽古が遅れ気味。最後の見せ場が上手く出来ない。
焦りとプレッシャーがさらに増す…。

俳優という職業では<キャリア>は役に立たないそうです。一回演じたら毎回
全部捨てて又一からやり直す。いつも崖っぷちの状態。

普通は自分が長年培ってきた<モノ>で人生勝負するでしょう。それはスキル
であり経験だと思います。私もそうです。
良く聞く話ですが会社を定年したら声の掛からない方は多いそうです。
それまで会社の看板で仕事していたら当然そうなるかな・・・。

役者さんは一度演じた内容は捨てるそうですが何かは残っていると思います。
それが何なのか?彼の場合それが役者魂なのか?

『捨てた後に残るモノ』

スキルも経験も捨てて丸裸になったら自分に残るのは一体何なのか?

もしかしたらそれが人としての一番の<核>なのか…。

『魂』で生きるってそういう事なのか・・・。

体当たりで初めての大舞台に臨み、過去病気で2度生死を彷徨った彼の
生き方は何か大きなヒントをくれました。
公開後、好評を得て演劇界のアカデミー賞とも言うべきトニー賞にノミネート
されたそうです。

彼と私、同年です。ご活躍をお祈り申し上げます。

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営業

信州から帰還しました。現在中央高速は集中工事で今週末まで渋滞です。
特に夕方は凄いですので早めに引き揚げました。
さて来週は都内某所でデモです。装置もコキ使われます。

何だか一度に全部動き出しましたね。毎度の事ですがやはり同時多発は
キツイ…。今年前半の山場かな。頑張ろ…。


さて敏腕営業マンが皆異口同音に言う事は<モノを売るな、自分を売れ!>
です。

今回の商談で嬉しい言葉を掛けて頂きました。
色んな技術情報を提供をした所、<今度から困ったら先ず声かけて相談しますね>と。

お客様は困った時に聞ける相手が少ないそうです。同業他社には当然詳しい事
は聞けず、聞くなら社内でモノ知りの人。もしその人が知らなければ…。

こういう関係をお客様と築けた事を本当に嬉しく思います。
先ずは信頼関係を築いてからで商談はその先にあると思っています。

そして私はこの仕事が性に合っています。
理論・検証データ・実際のモノ。そして価格の妥当性。この流れがピタっと合うと
私のトークは炸裂します(笑)

好きこそモノの上手なれ。うーん、確かにその通り!

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モチベの維持

さて今日から再び信州遠征です。今月4回目。にわかに景気回復の兆しあり。

やっと新規メーカーの装置を扱う事となりました。実積見込まれて大いなる
期待が。こちらも頑張ります。加えて役所仕事も同時進行。

少々疲労気味ですが6月はこれまでにない位忙しくなります。全て技術系の内容
なので実験・検証とデータ。加えて見積もり試算と<頭の右半分>を相当コキ
使ってます。

こんな時は自然の雄大さを観て気分変えないと持ちません。体力増進の日課
トレーニングも欠かさずです。

全てのバランスとモチベの維持が大事ですね。
さてそろそろ支度に掛かりますので本日これにて。

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信じる事

今夜から信州の得意先様回りのツアーに出ます。まるで定期便です。
来週は北信です。こちらは特注機の案件、ちょっと面倒そうな感じですが
ナンとかなるかな。

さて私は有名経営者の本を時々読みます。特に京セラの稲盛氏の
本は何度も読み返しています。内容的には自伝に近いですが
ベンチャー叩き上げの方の実体験話なので非常に参考になりますね。

あそこまで行った方々は皆さん経営に対し<精神性>を説いてます。
ジョブス氏しかりです。
逆に現実の経営手法はケースが皆違うので余り細かく書かれても参考には
なりません。

しかし精神性も行き過ぎると哲学通り越してまるで<宇宙語>です。
又スピリチュアルに傾倒し過ぎると経営者というより教祖様です。
確かにそこまで行くには<運>も有ったと思いますがそこからいきなり
<運気を上げるには?>って話になるとまるで開運本です。

苦労して掴んだ成功への道。その道筋は観えない世界です。分かっている
のは本人だけでしょう。そしてきっと何か法則に近いモノがあるんだと思います。
又実積ある方の言葉は一番説得力がありますね。実積無くば何を言おうが
一般社会では絵空事にしか聞こえません。
私の例で言えば紙の上の理論ではモノは売れません。実機+実演で結果を出し
納入実積を見せる。そうでないと見積もりまで行けないのです。当たり前ですが。


先日こんな記事を見ました。GW過ぎて自信喪失の方が多いと。

では自信を付けるには?

自分を信じる事だそうです。これを読んで字の通り<自信>と言う。

まるで禅問答であります(笑)

そもそも<信じる>という行為は理屈を超えてるそうな。そう考えると先ほどの
実績等は信じるというより頭で理解し、周りを動かす為の根拠でしかないのでは…。
つまり事を成し遂げるには自分を信じながら実積も出す。どちらにも偏らないこの
絶妙なバランスこそが一番大事では無いでしょうか?そう思います。

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地固め

今月は毎週信州遠征が続きます。納品&商談。有り難い事です。
そして東北方面のユーザーさんからちょっとヤヤコシイ案件が。
先ほどやっと方向性を見つけたので後はそれに沿って進めるのみ。

全く気が抜けませんわ(苦笑)。でもそれで良いのです。自営は足を
止めたらダメなのです。面倒でも厳しくても歩き続けるしかありません。


さて先日とある人の話を聞いて関心しました。

<人は仕事に呼ばれるものです。向いてないと思ってもそれは
 学びの時です。そしていつか心底面白いと思う仕事に辿り着きます>

うーん、成程。確かにそうかも。自分を振り返ってそう思いました。
私も色々こなして現在の仕事に辿り着きました。今の仕事は好きで
やってます。実際には色々ありますが楽しいし遣り甲斐があります。

でもこれが天職か?もう一つこの先に何かある気がしますが今はこの道で
行きます。今はそれの地固めかな?

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二番手のススメ

人によって目指す方向って違うと思います。
日本一、世界一、業界一等それぞれの世界で一番を目指す。
立派な志です。否定はしません。

しかしそれで世の中に受け入れられるかどうかを考えると敢えて
二番手もありかな?という事で今日のお題は<二番手のススメ>です。
決して一番を諦めなさいという話しではありません。

私の業界でも<一番>という装置はあります。性能も当然優秀で
実積もあります。加えて価格も一番です(笑)
暫くは売れますがどういう訳か段々売れなくなりますね。又一番は
皆が目指す所なので競争も厳しく、しかも皆が<自社がイチバン!>と言って
いたらどれが本当の一番なのか分かりませんわ(笑)

これに対し<二番手>は性能は勿論一番には叶いませんがそれに近い所
まで出せる。当然価格は安い。しかも使い易い。これは売れ続けてます。
こういう理由でちょっと頑張れば大勢の方に手が届く…。

話変わりますが以前モーニング娘というアイドルグループがありましたね。
彼女達はオーディションで落ちた方々と聞いています。売り出し方も上手かった
と思いますがあの親近感がヒットした理由と聞いて納得です。つまり一般人に手
が届く様な感覚が受けた様です(実際は無理でしょうけど)。
これはマーケット戦略で良く使われる手法だそうです。

世の中には訳の分からないモノが売れる事は良くある事ですね。
私の業界では理論、性能、実積がモノを言いますので訳の分からない製品が
売れる事はありませんがビジネス手法としては<二番手戦法>は大いに有りだと
思っています。

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成就への道

<何事も成就するにはひたすらそれにどっぷりと浸かる事だよ!>

確かにそうでしょう。しかし最近思う事はそうでもなさそうだと。

陰陽の<堺>に成功の道筋有り。

中国思想で<大極マーク>ってありますね。陰陽のバランスの図ですが
それで行くと成就とはこの<堺>の状態がベストではなかろうか・・・。
こじつけですが。

私は販売の代理店業ですがメーカーでもなく単なる流通の商社でもありません。
仕事の内容は装置の技術説明に始まり、メンテのフォローまで手掛けています。
勿論値段交渉、回収まで。所謂両者の<中間>を目指しています。
今開発中の装置でも私はメーカーではないので実際にモノは作りませんので
企画と販売です。

又私には一見仕事とは無縁?の追及世界があります。そちらもかなり熱を入れ
仕事にも応用していますがスタンスとしてはどちらにも偏らない事を心掛けて来ました。

どっぷり。

職人さんの様な専門職の世界に惹かれた時期もありました。
自分の道をこれと決め、ひたすら追求の世界。それで飯食えれば理想ですが自分
のベストな道はこの<中間の状態>ではなかろか。

詳しい理由は自分でも良く分かりませんが自分の中の深い部分がこの<立ち位置>
を把握していた感じです。

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第二ステージ

売れてる製品にはオーラの様な放つ<光>があるのではなかろうか?
最近そんな事を思う様になりました。

有名な版画家の棟方志功氏の話です。
無名の頃は有名になりたい、売れる版画家になりたい、そんな気持ちで
掘っていたそうです。そして長い制作時期を経ていつしか<無心>の
境地に辿り着いたそうです。そしてその後の活躍は周知の通りです。

又有名な彗星発見家の関勉氏も若い頃似たような体験をされています。
どこに現れるか分からない彗星を追い求める厳しくも長い観測です。
発見してやろうという野心むきだしの時は現れず、発見したその朝に
<今日は無心だったな・・・>と回想したと著書にありました。

仏像を彫る仏師の方に聞いた話ですが仏像を自分が掘り起こすのではなく
木の中に既に居られる<仏様>に傷付けない様に掘り出す。
そんな気持ちで掘るんだよ、と聞いた事があります。


今私はある測定機開発に挑んでいます。正直野心もややありました。
その気持ちを捨てる事が大事とハタと気付いた次第です。

私は装置の構想を企画するだけで図面書く人、実際にモノを加工する人、
ソフトを組む人が居て初めて完成します。そして何よりこれが業界の方々の
為になる事。己の出来る事等タカが知れています。多くの方々の協力が
有って始めて完成します。どうしても厳しい販売競争の中に居るとそれを
忘れてしまいますね・・・。

野心を捨てて無心になり人の為になる事。こういう精神で作られたモノは
不思議なオーラを放つのではなかろうか?

とは言えどんな職業でも駆け出しの頃はこれで食える様になりたいと思うモ
ノです。過当競争の中で泥にまみれるか?そこから離脱して本物を掴めるか?
ここが運命の分かれ道です。私もそんな時期を超えて今に至ります。

画して装置販売修行の第二ステージが始まりました・・・。

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